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2004年 12月議会
「長野県西駒郷条例の一部を改正する条例案」
小林議員の賛成討論(12/22)

* 記事はすべて、共産党県議団事務局のテープおこしによるものです。



 議題8号 長野県西駒郷条例の一部を改正する条例案について賛成の討論を行います。
 現在設置されている知的障害児施設を廃止して、障害者施設に改めると共に、地方公共団体が設置する公の施設について、民間の能力を発揮しつつ、住民サービスの向上を図ると共に、経費の節減を目的とした指定管理者制度が従来の管理委託制度に代わって導入され、西駒郷の管理運営を指定管理者に行わせるためのものであります。社会福祉法人長野県社会福祉事業団は於かれては、これまでに西駒郷の運営に長年携わり、その実績は利用者をはじめ父母のみなさんからも多く評価をされており今後の運営に期待し、賛成するものであります。
 しかし、指定管理者制度の目的でも「住民サービスの向上を図ると共に、経費の節減を図ること」が目的とされています。全国的に見ても国の補助金削減や交付税の削減などにより、地方自治体は財政破綻に追い込まれつつあります。その打開のために経費の削減策として福祉施設や教育施設などを民間に管理を委託するものでサービスの低下が指摘されています。地方自治体の本旨は住民の福祉の向上を謳っている中で、無制限に指定管理者制度の活用は大きな危惧を抱くものであります。今回の移行においても、県の支援を引続き行うと共に、利用者や父母などが運営に参加できるシステムの構築、行政や議会がチェックできる制度を確立することを強く求めるものであります。何よりも利用者が安心して利用できるサービスが一層充実されることを条件に賛成の討論といたします。



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