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2004年 2月議会
 「予算編成の透明化などを求める決議案」(議案第15号)
石坂議員の反対討論

* 記事はすべて、共産党県議団事務局のテープおこしによるものです。


 第15号、予算編成の透明化などを求める決議案に反対の討論を行ないます。

 まず最初にお断りしておきますが、私たちは県民に対する説明責任や予算編成の透明化を求めることそのものに反対するものではありません。
 すでに一般会計予算案の賛成討論で申し上げましたとおり、長野県は、厳しい財政状況を打開し、県民要望に応えていくために「財政改革推進プログラム」を策定し、1兆6000億円まで膨らんだ借金の原因にメスを入れながら、新たな借金をできるだけつくらず、財政再建をしながら県民要望に応える取り組みを始めています。私たちは、この「財政改革推進プログラムに基本的に賛成しています。そして、この改革プログラムを作成する際にも、日本共産党県議団として、財政状況が厳しいからと、ただただ予算を縮小するのではなく、とりわけ県民の切実な要望実現の予算枠を配慮してほしいと申し入れた経過があります。
 私たちは、その意味で、「信州モデル創造枠予算」については、福祉・教育・環境・雇用を中心に、長野県政の重点とするスリーバイスリーなどの施策に配分することが基準となっていると受け止めています。
 今回の2月県議会での委員会審議の際に、「信州モデル創造枠事業」の予算一覧表を持ち、その予算のどれを削るのかが議論の中心になっているかのような場面があちこちで見受けられたのは大変残念なことです。
 県当局におかれましては、今後とも、厳しい財政状況が予想される中、県民生活へのしわ寄せをできるだけ避けることへの配慮と、切実な県民要望実現のためのいっそうの努力を要望し、討論とさせていただきます。

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